
どうも、ヒロユキ(@hiroyukisan240)です。
今回は、ストイスト 76Mインターラインのインプレしていきます。
やっぱインターラインってアウトガイドに比べると、使いづらいのかな?とか思っていたんですが、いい意味で裏切られました。
実際に76Mを使用して感じた事をたっぷり書いていくので、参考にしてみてください!
目次
ストイスト IL 76Mの基本情報、外装など
・全長=2.29m
・自重=104g
・エギサイズ=2.5-4.0号
・本体価格=61500円
ストイストのインターラインシリーズでは、唯一のショートモデルとなる76M。
(ショートマニアのヒロユキが気にならないワケがない・・・!)
ストイストシリーズの特徴として、ブランクスがSVFナノプラス(EXシリーズよりも高密度にカーボンを使用)で設計されるようになり、誰が使っても分かるレベルに高次元のエギングロッドに進化しています。
ショートレングスの恩恵である振り抜き感の良さもさることながら、しなやかなでよく曲がる仕様になっております。(竿調子はレギュラーテーパー)
かと言って、柔らかくてベロンベロンというわけではなく、収束の速さが抜群に良いので、ショートピッチも大きめのシャクリも快適にこなせるバランスの良いモデルです。
では、各部装飾をサクっと紹介していきますね。
このトップが先重りするのかと思いましたが、全然そんな事なかったです。
軽量カーボン製エントランスガイド。
グリップには、さり気なく「STOIST」のリングが埋め込まれており、飾らない大人なデザイン。
リールシート周辺も、ハイエンドの香りがプンプンしますね。
フックキーパーも付いており、コレかなり重宝します。
グリップエンドも握りやすく、丁度いい長さに設計されています。
アップル製品を思わせるシンプルさが購買意欲をかきたてますねえ・・・。
エメラルダス IL 76Mの仕様詳細はコチラ
(ダイワさんの公式サイトに飛びます)
ストイスト 84Mと比べた使用感の違い
84Mと76M、それぞれの使用感の違いについて見ていきます。
この2機種はレングスに違いがあるものの、ブランクスは同様にM設定です。
え、短くなっただけじゃね?
と思うかも知れませんが、それぞれ全く違う使用感だったんですよね。
というのは、84Mはインプレ記事でも書いたように、割とマッチョな設計でバットからティップまで全体的にパワーを持たせている印象だったのに対して、76Mはバットパワーを持たせているものの全体的にしなやかな仕様でした。
出典:EMERALDAS STOIST AGS IL (INTERLINE MODEL)
76Mはスーパーフレックストップという、しなやかなティップを採用し、84Mより少し柔らかめに設計されているので、全く別物のロッドと言っても良いかも。
もし84Mと76Mインターラインのどちらを購入するか迷っている人は、実際に釣具屋さんで振り比べてみることをオススメします。
🔽ストイスト 84Mのインプレはコチラ
エメラルダス ストイスト 84Mを短竿マニアがインプレしてみる。
ストイスト76MMH-SMTとの違い
76インターラインと76MMH-SMTの2機種を比べると、「繊細さの違い」に尽きます。
どちらもショートレンスグゆえに、軽快な操作性で非常に良いです。かなり良い。
ショートロッド好きのエギンガーなら、満足レベルが高く、甲乙つけがたい・・・。
ですが、繊細さで言えば76MMH-SMTの方が良いですね。
ここで言う「繊細さ」と言うのは、少し潮が動き出した瞬間とか止まったときに手元で感じ取れたり、イカのモゾモゾ系アタリなどを把握しやすい能力、と言う意味です。
小さな違和感も感じ取りつつ、繊細な釣りしたいなら76MMH-SMTがオススメ。
🔽76MMH-SMTのインプレはコチラ↓
ダイワ エメラルダス【ストイスト 76MMH-SMT】インプレ!
ただし、エギの着底やイカパンチなどの「コツ!」といった反響感度に関しては、チューブラーのインターラインに軍配が上がります。

どのロッドが良いかは、アングラーの釣りスタイルや好みによるので、シチュエーション別で使い分けが一番良いかなと。
ストイスト IL 76Mのシャクリ心地は?
繰り返しになりますが、めっちゃ軽快でシャクリやすいです。
ショートピッチジャーク、エンドタップジャーク、大シャクリまで難なくこなせる優等生ロッドですね。
84Mのようにオールマイティーモデルとは言えないかも知れませんが、女性や子供でも楽にシャクれるロッドだと思います。
やっぱり、ショートロッドの強みは、
✅軽快さ、取り回しの良さ
✅振り抜けの良さ
✅フッキングスピードの速さ
ですよね。
インターラインって、やっぱり飛距離は落ちる・・・?
「インターラインって、内部抵抗が増えるから飛距離も落ちるのかな?」
とか思っていたのですが、全然そんなことないですね。
むしろインターラインであることを忘れるほど、スパーンと気持ち良くぶっ飛んでいきます。
はい、全く不満はございません。疑ってすみませんでした。

ええやん、超撥水ドライ・・・
風の強い日のインターラインロッドってどう?
ティップの糸絡みを心配せずに、躊躇なくフルキャストできるという安心感は、想像以上に快適です。
特にナイトエギングや、強風下などのタフコンディションではインターラインの強みが最大限に発揮されるシーンです。

ワタクシは心配性なので、とっても心強いです(笑)
インターラインロッドのセット方法
一応、ワイヤーを使ったラインの通し方も触れておきますね。
まず、ロッドに付属している専用のワイヤーを用意します。
(足場が悪いテトラでの準備作業はワイヤーを落としたらオワタなので、気をつけてください)
まあ、そんな人はいないと思いますが。

はい、落としそうになりました
まずワイヤーの輪っか側の方に、リーダーを玉結びします。
(PEラインで通す場合、結ばなくても大丈夫です)
次は、筒状の方をエントランスガイド部から先端に向かって入れていき、トップからワイヤーを引き出せばOKです。
こちらのワイヤーケースは別売りですが、非常にコンパクトに収納できるので重宝します。
(グリーンとブルーの2色ラインナップですが、どちらも同じ商品です)
釣行後は、ぬるま湯でサッと洗うだけ
釣行後のメンテンナスは、アウトガイドと同様にぬるま湯(35~40℃)で洗浄した後、軽くロッドを振って内部に残った水分を飛ばし、壁に立てかけて乾燥させます。
ストイスト IL 76Mのメリット
✅ショートレングスの恩恵で、かなり軽快なシャクリができ、振り抜けが抜群に良い。
✅強風時などの悪条件下でも、糸絡みトラブルがないので安心してフルキャストできる。
✅バックスペースがない小場所でも、リーダー結束部を気にせずに巻き込めるので、短いタラシでキャストする事ができる。 (この恩恵は、めちゃめちゃデカイ)
✅全体的にしなやかに曲がるモデルなので、秋イカサイズでも楽しめる。
✅しなやかでありながら、程よくバットパワーもありバランスが良い。
(ただし、25gのエメラルダス ステイは若干ダルい感じ)
✅AGSガイドがエントランス部だけなので、ガイドを傷つける心配が少なく、小場所で使用するときや、やむを得ず直置きする際も気を遣わずに済む。
(AGSガイドはカーボン素材でキズに弱く、一度キズがつくと修正不可)
などですね。
(また追記していくと思います)
ストイスト IL 76Mのデメリット
✅エントランスガイド周辺に重心があり、若干持ち重り感がある。
✅76MMH-SMTに比べると、軽快さ、繊細さに欠ける。
軽快さに関しては、先述したようにエントランスガイド部が少し重く、76MMH-SMTに比べるとシャクり始めの初速が少しダルく感じました。(ホントに微々たる差ですが)
繊細さについて「インターラインは、ロッド内部の接地面が増えるから感度が良くなる」なんて言われますが、実際はそこまで体感できなったです。理論は分かるんですけどね。

これに関しては、僕の経験不足です
✅潮通しが良くて、潮がガンガン効いているエリアだと少しパワー不足感がある。
秋イカ狙いの湾内や、穏やかなフィールドは扱いやすいですが、潮の流れが強い場所などではパワー不足を感じてしまうかも知れません。
✅ウエイトチューンしたエギや、4号以上のエギは扱いづらくなる。
ロッド表記では4号まで対応となっていますが、MAX4.0号なので1番扱いやすいと感じるのは、3.0号〜3.5号ですね。あまり重たいエギを使うと、ダルさを感じてしまうのが正直なところ。
✅釣行毎にワイヤーでラインを通すのが少々面倒くさい…?
アウトガイドモデルと比べると、ひと手間増えますが、これは慣れの問題かも。笑
✅定期メンテナンス(撥水スプレー処理)が必要になる。
撥水メンテナンスのメーカー推奨回数は、通常使用のおいて8~10釣行に1回です。
メインロッドとして使用したい場合、定期メンテナンスのコスト面も視野に入れておきましょう。
🔽インターラインロッドの撥水メンテナンス方法はこちら
ストイスト IL 76M インターラインロッドのメンテナンス方法
でも、自分で撥水メンテナンスは面倒くさい…
という人は、最寄りの釣具店にて「インターラインクリーニング

うん、余計にめんどくさい(笑)
ちなみに、ダイワさんで撥水処理してもらっても上記の撥水スプレーと同様の成分なので、自分で作業した方がコスパが良いと思います。
ストイスト インターライン76Mがオススメな人
✅あまりバックスペースがない小場所によく行く人。(テトラ帯、地磯など)
(バックスペースに余裕がない波止でも、リーダー結束部を巻き込みキャストしてもOK)
✅軽快にアクションできて、振り抜けが良いエギングロッドが欲しい。
言うまでもなく、ショートロッドをオススメ。
ロングロッドと比べると比較にならないほど扱いやすいです。
✅秋、春、オールシーズン快適に使いたい。
取り回しが抜群に良いので、表層をテンポ良く狙う秋イカランガンなど、新規開拓が好きなアクティブエギンガーにもオススメ。ですが、先述したように潮が強い所は、もう少しパワーがあるロッドをチョイスすると良いと思います。
✅メンテナンスが苦にならない人。
釣行後の水洗いも、定期メンテも平気だよって人には全力でオススメします。
逆に自他共に認める面倒くさがり屋さんは・・・ちょっとシンドイかも。
✅風の日も、雨の日も関係なしにエギングに行きまくる変態エギンガー。笑
爆風&雨、タフコンであればあるほど、インターラインロッドの快適さに感動するはずです。
✅ストイストシリーズのサブロッドが欲しい。
メインロッドはもっと繊細なSMT、タフコンはインターラインって使い分けもアリやと思います。
もちろん好みは人それぞれなので、インターラインをメインとして愛用している方もいますね。
ストイスト IL 76Mの購入をオススメしない人
✅釣行毎にワイヤーを通してセットすること、定期メンテナンスが面倒
繰り返しになりますが、面倒くさがり屋さんはアウトガイドモデルをおすすめします。
毎回の事なので、あなたのマメさが試されます(笑)
✅岬の先端などの潮がガンガン効いてるエリアによく行く人。(もう少し全体的にパワーがあるロッドを選択すると良いと思います)
4.0号+仮面シンカーなどのウエイトを足したエギや、水押し系エギのエメラルダス ステイ(25g)を使用する場合も、もう少し全体的にパワーがあるHM等のロッドの方が快適に扱えると思います。(エギの性能を発揮するという意味で)
ストイストのインターラインで言えば、79MMHも良いですね。
これは個人的な考えですが、「この1本さえあればオールOK」ではなく、それぞれのタックルの良い所を引き出せる、一歩踏み込んだ面白さを追求していくとすれば、各々に最適なタックルのチョイス(タックルバランス)が必要になると思います。
ストイスト IL 76M(インターライン)まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
風が強い日や雨天時などのタフコンディションでも安心して扱えるストイスト 76M インターライン。
ショートロッドの軽快なシャクリ心地、振り抜け抜群のキャスト感が素晴らしいです。
定期的な撥水メンテナンスが必要ですが、それを上回るほどの恩恵があるエギングロッドだと感じます。(気づけば、ベタ褒め)
言い方は悪いですが、期待していなかっただけに、めちゃ良かったです。
例えば「ウチは珈琲が売りじゃないです」感を出してるカフェの珈琲がめちゃくちゃ美味くて、「なんやこのクオリティは・・・また来ますね」みたいな感じ?
・・・・。
予備ロッドとして持っておくも良し、メインロッドとしての使用も全然アリだと思います。
僕の場合、タフコンディション用として購入したんですが、あまりにも良かったのでメインロッド並にガンガン使っちゃいそうです。 笑
ショートロッド好きなエギンガーはもちろん、初心者にもオススメできるストイスト76M 。
ぜひ、インターラインの快適さを体感してみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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